こんにちは。ロハスマ管理人のkohei(@koheilohasuma1)です。
現在私が普段見ている釣り系サイトでは空前の「100日お食い初めのタイは父親が釣る!」ブームがあるようで、たしかにそんなのは釣り人冥利に尽きるなぁと思っていたら、私の長男も2/10で生後100日というタイムリー具合。
「よし、私もタイラバでドカンと1匹やってやろうではないの!」 といおうにも、未経験の船釣りに一人単身で挑戦する度胸もなければ財布の余裕もないわけで。
ここはひとつ、おかっぱりから少し大袈裟な仕掛けを駆使して赤でも黒でもいいからタイらしい魚が釣れたらなぁなんて思い、挑んでみました。
果たして結果はいかに・・・。(お察し)
決戦は2月9日(土) 須磨は千守先端である
前日は会社の飲み会。
わけがわからないかもしれませんが、大阪駅界隈でバニーガールとチップと戯れておりました。
で、当然チップは溶かし、ビールとワインで心におった傷を慰めてたら、翌朝の二日酔いです。
朝の5時頃に目は冷めたもののやんわり頭痛。
20~30分ほどTwitter見てたりドラクエしたりと布団でモゾモゾしてましたが、部屋には昨晩に解凍のために出しておいたアミエビブロックが解凍されています。
このままいかないとアミエビブロックが無駄に解凍されて痛み損。
心を決め身支度を行い、いざ須磨・千守へ。

この日の状況はざっと以下の通り。
- ・気温は5度。まぁまぁ寒いが耐えれなくはない
- ・東からの中程度の風あり
- ・潮は中潮。時間帯は上げ潮6~8部ほどとドストライク
結論からいおう
できるビジネスマンは結論から話すもの。
私もできるビジネスマンを目指すからにはそのプラクティスを実践せねばなるまい。
ずばり坊主!!!
フグしか釣れませんでした。
ちなみにWEBで調べてみたころいずれもヒガンフグ。
お彼岸なんて物騒なお名前ついているように、食べるとあの世に逝ってしまうことが由来と思ってましたが、実は採取シーズンに由来する説もあるとか。
ヒガンフグ(英名/Globefish, Blowfish, Puffer)
由来・語源 春の彼岸頃よくとれるから。(参考/『魚と貝の事典』望月賢二 柏書房)また「食べると彼岸に行く」、すなわち死んでしまうという意味合いもあるように思える
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%92%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%B0
食味もいいらしいですが、フグ調理師免許を持っていない私には無縁。
釣り師の免許の有無一つで、ご馳走か坊主か紙一重っていうのも、考えようによっては面白いものです。
いや、撤回。
面白くはない。私はそんなに人間できていない。
ちなみに大型のものは私の靴サイズもいました。
(本気でフグ調理できるようになろうかな、というくらい食べ応えもありそうな子でしたよ。。。)


また、Twitterには4匹を掲載していますが、他に2~3匹ほどバラしたフグちゃんもおりまして、釣行を通じてフグの活性は高かったといえそうです。

釣行振り返りと記録
ずばり千守突堤で釣れない理由として、現在2つの仮説が残っています。
一つ目はもはやシーズン的にほぼヒガンフグしかいない可能性。
この可能性を確かめるには水中にカメラ沈めるのが一番手っ取り早いですが、現状それを行う予定はまだありません。
(カメラを買わないといけないし、その予定はない。)
他の釣り師含めてフグ以外の釣果を確認できればよいですが、釣り人も少ないので微妙な状況。
とにかくこの仮説が正しいと、調理免許もたずに釣りを行うのは無駄という話になります。
二つ目は狙える魚(チヌ・マダイ(チャリコ)など)はいるけど釣れなかった可能性。
その場合、なぜ釣れなかったのか考えてみます。
仮説その① ・・・ 狙うポイントがずれていた
後述しますが、今回あまり遠投をせずに近場で仕掛けを丁寧に浸水させ、沖合に向かう離岸流的な潮流にのせて仕掛けを沖に届けました。
狙いは着水の際にハリスを仕掛けに絡ませないようにしつつも、潮に同調させることでした。
後述するように、カゴ釣りってコマセでポイントを作っていく釣り方なので、あまり流す距離が長くなるのは良くないかもと考えてます。
潮流にまかせて流す釣り方は仕掛けをトラブルなく遠方に届けることを可能にしますが、一方で攻められるポイントも潮流の流れ次第のため、制限されることになります。
潮流の流れもポイントの要因の一つだと思っていますが、千守先端のポイントが潮流と交差しているとは限りません。
ひょっとするとこの日の潮流とは交差しない箇所こそがポイントだったのかもしれません。
私はまだ千守先端のどの部分にポイントがあるのか把握できていないので、あまり攻める箇所を限定しすぎずに色々な部分を狙ってみるべきだったかなぁと感じています。
仮説その②・・・ポイント作りに失敗していた
カゴ釣りを始めてみるにあたり、仕掛けの作り方や釣り方などいくつかのWEBサイトを見たことがあります。
どのサイトでかまでは覚えてませんが、常に同じポイントにキャストしてコマセをまくことで、しっかりと魚を寄せて釣れるポイントを作ることが肝心との説明を見た覚えがあります。
今回私が行った釣り方は、足元の大体同じ個所に仕掛けを沈め、そのまま離岸流の流れにまかせて流すやり方でした。
コマセも潮流にのっていくだろうと考え、仕掛けを沈めて浮きがたったら2回ほど小さくしゃくってコマセをまいてましたが、これが効果していなかった可能性もあります。コマセが思った以上に潮流に流れずにそのまま着底していた可能性もあるし、潮流が不安定で流されたコマセの範囲が想定以上に広がってしまいポイントを絞り込めなかった可能性も今となっては思いつきます。
どちらにせよ、次は潮流に依存しすぎずに、しっかりと心に決めたポイントにしっかりコマセを落とすことを意識・チャレンジしていきたいな、と思う次第です。

終盤、コマセなくなかったら、アミジャンボのみを海水でまぜたもので代用してみました。でも釣れましたよ、フグだけど。
仮説その③・・・狙うタナがずれていた
今回、仕掛けは底をとれていました。それは確実です。
なぜなら確証の根拠は2回根がかりしたためです。(おかげでカゴ釣り用のハリスがなくなってしまいました)
浮きは水面にたっていたので、ハリス先が海底に着地するタナ設定だったとすると、もう30~50 cm ほどは短くする必要があったかもしれません。
タナの探索については、浮き仕掛けであれば簡単に検証が行えます。
また海底はポイントによって深度も異なるので、狙うべきポイントが分かれば3次元でタナの考慮もできると思います。
つまり現時点ではタナ調整よりもポイント探しが最優先の認識です。
とまぁ突き詰めると須磨・千守で釣れる可能性がゼロなのかゼロでないのかという話ですが、個人的には「ゼロではないよ」の説を信じるようにしています。
だってそう信じないと過去の釣行が無駄になってしまいますからね。
次回は今回の釣行で狙わなかったポイントも攻め、ポイントへのコマセ落としは慎重に行い、さらにタナの変更も積極的に行ってみようと思います。
ちなみにこの日の海水温は「10℃」でした。(先日GETした水温計をやっとお披露目w)

こちらのサイト(豊田チヌ研究) で調べたところおチヌ様は成魚においては7度まで活動可能らしいので、まだ頑張る価値はありそうです!
が一方で富山県博物館教会のサイトでは、水温9度でヒガンフグしか活動していないとの記述も見つけたり。。。
こっちの情報が今の状況に近い気がしないでもない。。。
カゴ釣りの仕掛けについて
過去何度かカゴ釣りの仕掛けについて葛藤・試行錯誤を記事としていますが、今回も少しだけ。
年末の釣行時にカゴ釣りの悩みをワタクシ以下で綴っておりました。
カゴ釣りは道糸がPEという点で随分課題が生まれてます。
浮きの可動域をリーダーとの結び目が制限してたり、ウキ止めのとの摩擦が少なく浮きが固定できなかったり、ウキ止めをゴムにするとガイドのすり抜けが難しく浅い棚しか狙えなかったり。
ラインをナイロンかフロロに変えたほうが、ストレスなく釣りになるのかもですが、ライン買ってリールに巻き直すのもお金かかるし面倒だし、なんだかなぁ、という思いです。
PEならではの遠投性や強度のメリットもあるとは思うので、悩みます。
【釣行記録】アジは須磨浦漁港にいた!!!(過去形) (https://lohasuma.net/my-2018-last-fishing-in-sumaura-port/)
それに対する解決案として「リーダーのフロロラインを道糸の如き長さをとる」で対応してみました。
つまり本来1~2mくらいのリーダーをリーダー部だけで底まで狙えるくらい長くとってやろう、という作戦です。
実はこの記事以前に一度試しにカゴ釣り行ってみたのですが(もはや記事に起こす気力がないのでここでさらっと報告。) 、 あーーーんまりにも釣れないので 、
「せめてデータだけでも。。。」
と千守突堤の先端部の深さをガチではかったことがありまして。
ズバリ、その深さ約7m!!
外側も内側も同様でしたが若干内側のほうが深い印象です。(測ったときは結構潮が満ちていた記憶がありますが、定かではありません。)なので、リーダーを7mより長くとっていれば十分ホームの須磨界隈は事足りるのです。
というわけで今回、貴重なフロロリーダーを少し贅沢にとってみました。
ちなみにリーダーはショアジギタックル用に買った、「シーガーではありません!(12lb)」と使ってます。価格面に惹かれて購入しましたが購入して1年経って、特にトラブルらしいトラブルもなく(トラブル起こしてくれるような魚に出会えていないので)、良い買い物したな、という印象。(完全に余談ですが私の釣り友のミツ氏もたまたま同じリーダ使ってました。ちなみに彼は秋にメジロ釣ってましたよ。)
また先の釣行で、フロロラインとはいえウキ止め糸は利用中に緩くなってくる問題点を確認していました。
ですので、今回はウキ止め糸を二重に設定。気持ちきつめに結んでおきます。
釣果はともかく今回の釣行ではトラブルらしいトラブルもあまりなく、一応魚類を釣り上げることができているので、一旦現時点の私のカゴ釣り仕掛けスタイルが定まった気がします。
ここでしれっと図示してみます。

・・・ふふふ。
ブログで釣り具の仕掛け説明とか、釣り場の現場の状況とかって文章だけでは伝えるのが至難なので、電子メモパッドを調達してみました。
今後はこれでお絵かきカキカキして、少しでも情報が伝わればと考えてます。
どうでしょうか。
自分的にはこういう手書き系コンテンツって情報をデフォルメしている分伝わりやすいかなぁとか思っていますが。
少しでも面白いと感じてくれたら幸いです!!
あと、字や絵が汚いのは素直にごめんなさい。。。
千守突堤の紹介と電子メモパッド的ロハスマ戦略
電子メモパッドの手慣らしとして千守突堤の入門的紹介と、今回の釣行について再度振り返るとこのようになります。
あらためて千守突堤
千守突堤の航空図は以下のとおり。
砂浜から延びる2本の突堤(東・西)と沖合にある一文字の通り道が主に私の釣り場となっています。
そしてそれをロハスマ風に釣り人目線で絵をかくと、以下のようになります。

まず手書きの絵は北と南が逆転しています。
釣り人は海に向かっているので目線の先は海のある南方向のほうが自然です。
で、千守に限らずおそらく兵庫県の瀬戸内沿いはどこも同じだと思いますが、基本上げ潮のときは東から西に向かって横向きに潮が動きます。
ちなみに海底3DMAPで見てみると、瀬戸内海で一番浅いのは岡山の海のようです。
なので 確認はしていませんが、、山口や広島は上げ潮のときは東に向かって潮が動くのかなぁなんて想像してみたりしています。
話を絵に戻しますと、西に向かう潮流は、千守東側突堤にそって沖合に向かう離岸流となっています。(今回私はこの離岸流にウキを委ねました。)
ここの離岸流はだいたい上げ潮でも下げ潮でもありますが、やはり上げ潮時のほうが流れが強い印象です。
離岸流によって沖合に向かう潮は、西向きの潮とぶつかり、突堤先端より西側に向かってヨレができていたり渦巻いたりしています。
(これ聞くと1級ポイントに感じるでしょう?ところが釣れないんだな、これが。そしてこの場所は底にロープかなにかがあって根がかるという罠です)
すでに先述したとおり、今回私はこの流れにまかせて釣りをした結果、見事に巨大フグ含め4匹のフグを釣り上げました。そして狙いの魚はボーズでした。
次に検証の余地があるとすると、まずはこの流れのライン以外の場所かなぁと考えています。
このあたり、大体が砂地の底の認識ですが、あらためて沈根の存在を探索したり、海藻のしげっている箇所や、かけあがりなど地形変化的ポイントを探してみたいと思います。
ちなみ今回の私のカゴ釣りイメージはこんな感じ。

イメージを思うまま絵にしてみましたが70%くらいは当たっていたんじゃないかなという感触です。
まとめ
須磨千守突堤でのカゴ釣りによるタイ族の魚狙いは現時点で未検証のポイントがあり、また釣り方自体も改善の可能性があります。
未検証ポイントについては、次回に積極的に多方面にキャストを行う、針無しのジグのみをキャストし、海底の状況を探るなどで検証できればと思います。
また多方面キャストとの実現が難しいと思いますが、コマセによるポイント作りにも今以上に留意していきたいと思います。
ただもはやポイントとしてタイ族が現場にいない可能性も捨てきれていない状況。
千守はあと1度、カゴ釣りでリベンジを行って、それでダメダメなら2月~3月の冬ポイントからは除外しようかな。と。
ただ千守のじいさま(ちもじい)いわく、いかなごが入ってきたらいい型のメバルが釣れだすとの情報もあり、鼻の穴と一緒に期待が膨らむ所存であります!!
振り返りと終わり
えーーーーと。
まず釣れていもないのに、だらだらと書いてしまい、申し訳ございません!m( _ _ )m
釣れなかった理由を下手くそなりに文章で振り返ることを行っていきたいという思いと、で自分の伝えたい現場や仕掛けの情報を 新しく買ったメモパッドで少しでも手書きイメージとしてコンテンツ化できればと考えて書いていたら、記事の終わりどきがわからなくなってしまいました。
イメージ情報も写真ではなく自らがオリジナルで作成する、というスタンスはそれほどはないと思うので、今後このサイトの特徴の一つにできればな、と。
そしてお食い初めですが、残念ながら父親自らが調達してあげることはできませんでした。
が、イオンモール神戸南でリーズナブルなマダイをGETしたので、私自らの手で塩焼きを作ってあげることができました。
その他の料理も夫婦で協力してすべて手作りで作ったので、それなりに充実した感触は得られています。
お食い初めの儀式への父親としての関わり方としてはこれで十分よかったのだと思っています。
(いえ、思うようにしています(爆)

息子には100日間元気に生きてくれていることに感謝して、これからさらにたくましく育っていくことを祈りながら今回のエントリは終わりにします。
以上現場からkoheiでした。

我ながらいいおもちゃGETしました。